こういった疑問に答えます。
こんにちは、リバティエンジニアのFUNA(フナ)です。
現役でフリーランスのエンジニアとしてアプリケーション開発やWeb制作、SEOやブログ運営をしています。
この記事はこんな方におすすめ
- フリーランスになりたいと考えている方
- フリーランスになる前の準備が知りたい方
近年、働き方の多様化によって注目を集めているフリーランスですが、フリーランスについての印象は、まだまだ確固たるものが定着していないとされています。
そのため、フリーランスについての会話が噛み合わないことも多くあるのではないでしょうか。
もしあなたがフリーランスになりたいのであれば、会社員との違いを調査しましょう。
この作業は独立を現実的な選択肢にするために避けては通れない道です。勢いで始めて務まることではありません。
勢いで仕事を辞めて貯金を食い潰す生活にならないためにも、ぜひこの記事を読んでいってください!
目次
フリーランスとは?
厚生労働省発行の「フリーランス白書2018」によると、
「特定の企業や団体、組織に専従しない独立した形態で、自身の専門知識やスキルを提供して対価を得る人」と定義されています。
特定の企業に従属しないで仕事ができるなんて憧れますよね。
これで嫌な上司の顔を見ないで済むなんて考えていないですか?
そんなことはありません。
もう一度定義をしっかり読み返してださい。
”自身の専門知識やスキルを提供して対価を得る人”とありますよね。
この一文であなたはどう感じたでしょうか。
私の解釈ですが、これだけなら会社員との大きな差はないでしょう。
例えば、もしあなたが明日からフリーランスになるからといって、これで自由な毎日が送ることができるとは限りません。仕事を取るための営業が待っています。
むしろ、仕事を断ることができず、一人ブラック企業となってしまう恐れもあるのです。
フリーランスが仕事を取るにはどうすればいいのか
まずは、仕事を獲得するための心構えとして、覚えておくべきことを3つ解説します。
1 フリーランスとは企業や団体に所属しない立場。
フリーランスは企業や団体に所属しない独立した業務形態です。
仕事を獲得するために自ら営業をしていかなければ仕事が無くなってしまいます。
仕事がなければ収入が途切れる。つまり、受け身では収入が得られない訳です。
これでは実質ニートとなってしまうので、自らの行動で仕事を作っていくのだと考えてください。
2 フリーランスの評価材料は成果。
会社員は決められた時間に決められた仕事をこなせば最低限の給料は貰えると思います。
対してフリーランスの評価材料は成果です。
例えば300時間で仕事をしたとしても3時間で完了した仕事と同じ成果なのであれば、評価は同じです。
むしろ納品が早いことから後者の方が高く評価されることでしょう。
3 スキル習得も自分で考えて行う必要がある。
企業に所属していない以上何かしらのスキルがあったり工夫をしたりしなければ、同じレベルの業務を行い続けることになります。
結果としてあなたは収入が頭打ちになり、行き詰まってしまいます。
そのため行き詰まりを脱却するための工夫として考えられる手段は、仕事を得るためのスキル習得があると思います。
だからといって誰かがスキル習得をサポートしてくれる訳ではありません。
どんなスキルを習得するのかを自分で考えて行う必要があります。
どうでしたか?
これで怯んでいるようであればあなたはフリーランスになることを諦めた方が良いのかも知れませんね。
キラキラしているように見えて実際はとてもシビアな競争の世界なのですから。
ポイント
フリーランスは自らの行動で仕事を作る。
少ない時間で高い成果を出せる人材が評価される。
スキルがないとジリ貧。だけど誰かが助けてくれる訳じゃない。
会社員とフリーランスの違い
この章では、一般的に言われている違いについて4つに分けて解説します。
1 社会保障
フリーランスになったら、会社員のときには受けらていた社会保障が得られなくなります。
会社員であれば、会社からの手厚い補償が得られますので、突然収入が途絶えることはありません。
対してフリーランスは働けなくなったら収入が途絶えます。
2 社会的信用力
フリーランスは会社員と比較して社会的な信用力が低いです。
世間一般には「不安定」な職業として認識されているわけです。
社会的な信用力が低いと「クレジットカードの審査が通りにくい」「賃貸の審査が通りにくい」と覚えておいてください。
3 厚生年金
フリーランスは厚生年金には加入できず、加入が義務付けられているのは「国民年金」のみです。
会社員は厚生年金+国民年金で積み上げているため、年齢で引退する予定の人はiDeCo等の年金を上乗せする手段を考えておきましょう。
4 確定申告
フリーランスは会社員と税制も異なり、税金の確定申告を自分で行わなければいけません。
一方の会社員は税金の計算を会社が行ってくれるので不要です。
フリーランスは個人の裁量が大きいですが仕事以外でもやるべきことが多くあります。
特にフリーランスが得られる社会保障は会社員の社会保障と比較して劣る場合がほとんどです。
フリーランスになりたいのであれば、今一度自分に必要な補償を考えておき、万が一に備えておくことをおすすめします。
【確定申告】フリーランスになったら気になる税金対策や違反ペナルティについて
今回は、フリーランスの方やこれからフリーランスになりたい方にとって気になる【税金】のお話です。税金関係が面倒くさそうでフリーランスに挑戦できていない人でも「意外といけそう!?」と思っていただけるような記事となっているので是非最後まで読んでみてください。
ポイント
社会保障がしっかりしている会社員はいきなり収入が途絶えることはないので、社会的な信用力が高い。
フリーランスは厚生年金は利用できず、利用できるのは国民年金のみであるため、年齢で引退を考えている人は何かしらの年金上乗せ手段を利用することを推奨する。
これまでは会社がやってくれた確定申告を自分で収支を計算して行うことになる。
フリーランスの不安定なイメージについて
世間一般においての「不安定」なイメージはどこから来ているのでしょうか。
私は、会社員の社会保障が手厚いことから相対的に不安定に見られている部分もあるのではないかと考えています。
しかし必ずしも会社員として生きることが安定していると言えるのでしょうか。
- 仕事に興味があるか
- 必要な収入が得られているのか
- 働き方が合っているのか
この3点が満たせなければ会社員であったとしても個人の内面は安定しているとは限りません。
内面を安定させられなければその仕事は長く続かないことでしょう。
結局のところ長く続けられなければ会社員であろうがいとも簡単に不安定になる可能性を抱えていると思います。
社会保障が手厚いからと言って会社員にしがみつくのも、外から見えないだけで思わぬ不安定さを抱えていることも考えられます。
じゃあ「フリーランスの人が内面が安定しているのか」と思われる人もいるかも知れないでしょうが、違います。
フリーランスであっても、枠組みの中で動くことが求めれる場合もあります。
収入のためにやらざるを得ない仕事もあります。
もしかしたら内面が安定している人がフリーランスになっているのかもしれません。
これだけは言えることとして、成功している人は皆内面が安定していると私は考えています。
この記事を読んでいるあなたは、どうすれば内面が安定できるのかを考えてみてはいかがでしょうか。
ポイント
- 会社員の社会保障は手厚いから相対的に不安定なのかもしれない。
- 長く続けられる仕事をしないと立場問わず本当の意味で安定しているとは言えない。
- 自分自身の内面を磨くことから始める。
フリーランスは『自由な働き方』として扱われるけど実際は?
一般的は自由な働き方として認識されているフリーランスですが、実際のところどうなのでしょうか。
ですが勘違いしないでいただきたいのは、人により「自由」に対して何を求めているのかが異なることです。
全てのフリーランスが自由であるとは限りません。
例えば、稼ぎを求めるのなら「自由」を犠牲にして働く場合もあります。枠組みの中で動くことが求められる場合もあります。
働き方があっていないと会社員の方がいいのではないかと思う人もいるようです。
フリーランスは自己管理能力が必須!
他にも自由な働き方ができる代わりに自己管理能力が求められます。
労働時間を自分で管理する事になります。下手したら一人ブラック企業になる恐れもあります。
一般的なキラキラしたユートピアはそこには存在しないと考えてください。
ポイント
- フリーランスは会社員と比較すれば自由な働き方。
- すべてのフリーランスが自由であるとは限らない。
- 労働時間の管理を間違えると一人ブラック企業になる。
まとめ
以上がフリーランスになる前に知っておきたいことです。
この記事を読んでもフリーランスになりたいと思えたでしょうか?
もしフリーランスになりたいと思っていただけたなら、始める前に考えておいて欲しいことがあります。
- 何をするのか決めているか
- 仕事獲得の見込みが立っているのか
- 長く続けられるのか
最低限この3つが満たせれば勢いで始めて失敗することは避けられると思います。
何をするかは、「フリーランス 職種」で検索するか、クラウドソーシングサイトでどんな仕事が募集されているのか調べてみてください。
その中にはあなたがやりたいと思えることがあるかも知れません。
仕事獲得の見込みですが、初めはクラウドソーシングサイトを勧めたいところですが、職種によりそれぞれです。
自分が決めた方針に沿った仕事獲得方法を見つけてください。
「興味」の無いことを続けることは相当難しいです。
「興味」のあることをやるか、今の仕事に「興味」を持ってみる工夫をしてみることをお勧めします。
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