就職先がブラック企業ではないか不安…
転職を考えているけど、ブラックな会社だったらどうしよう…
こういった悩みや不安を抱えている方も多くいると思います。
就職や転職をした際に「この会社、ブラックだった…」なんてことにならないために、この記事ではブラック企業の特徴と避けるべき求人情報について解説していきます。
私は現役でフリーランスエンジニアとしてWebサービスやサイト制作をしながら、現在ご覧いただいているブログの運営をしております。
目次
ブラック企業の5つの特徴
ブラック企業にはどういった特徴があるか、こちらの項目では5つの特徴を簡単にご紹介していきます。
実際の職場で勤務してみないとわからない特徴がほとんどです。
現在、お勤めの会社がこれらの特徴に当てまっているものがある場合、転職を考えてみる良いきっかけにもなればと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
過酷な長時間労働と休日出勤
8時ー17時の勤務時間で休憩もしっかり取れる条件で入社したものの、仕事に慣れていくうちに任せられる仕事も増え、定時に帰れない。
さらに土日の出勤も当たり前と入社後に知らされることも多くあります。
「忙しい時期だけはみんな協力してもらっている」と言われ断りにくい状況に追い込まれ、心身ともに疲労し体調を崩す原因になります。
そうなる前に早い段階で転職をする判断も必要です。
給与面、残業代の未払い
「新事業を任せられる人材を募集」や「すぐ役職が付きます」などの魅力がある求人情報で入社してみたが、「あれ、給与が少ない…」と後から気づくことがあります。
「今月80時間も残業したのに残業代がでないの!?」と基本給は高いものの「みなし残業制度だから残業代は出ないよ」と言われ、支払われないケースも多いです。
パワハラ、セクハラの横行
「労働時間」「給与」「残業代」の他にも上司が部下に精神的、身体的な嫌がらせのパワハラや、性的な苦痛を与えるセクハラが日常的に行われている職場はブラック企業と言えるでしょう。
例をいくつか挙げると
- 他の従業員の前で大声で叱られる
- 飲み会の強要
- 必要な情報を共有してもらえない
- 頭を撫でたりといった身体接触
- 容姿、身体について否定的な発言をされる
- 立場を利用して性交渉を強要される
自身の立場を守るため抗議ができず、苦しく、つらい思いをしてしまい精神疾患を患い、社会復帰が難しくなるといった今後の人生を左右されることにも繋がってしまいます。
社員の年齢層と離職率
一概には言えませんが、社員の平均年齢が低いと離職率が高い傾向にあります。
その理由は、若手社員が「中堅社員」「ベテラン社員」になるまでに転職し「社員が定着しない」からです。
劣悪な労働環境で待遇も悪いとなれば、転職する人がほとんどですよね。
必然的に社員が長期間会社に定着せず、毎年新入社員や中途採用で入社した社員が大半を占めることになり、会社全体の年齢層が若くなってきます。
新入社員や転職で入社した会社がこのように年齢層が若く、「中堅、ベテラン社員」が著しく少ない場合はブラック企業の可能性があり警戒が必要です。
ブラック企業の場合、自分のためにも辞めてもっと良い職場に転職しましょう!
もしその企業の会社がブラックの場合に囲い込もうとするかもしれませんが、できるだけ早く転職を決断することをおすすめします。
自己都合での退職
長時間の労働による残業代未払いやセクハラ、パワハラなどが原因で退職をする場合、ブラック企業の大半が「会社都合による退職」を認めたがりません。
主な理由は国からの助成金が受け取れなくなることがあるためです。
また訴訟のリスクもあるため簡単には認めてもらえないことが多いのが現実なんです。
退職後の失業保険が”自己都合”と”会社都合”とで扱いが大きく変わる
退職してから失業保険が支給されるまでの期間と給付される日数が「自己都合」と「会社都合」では変わってきます。
そのため、会社側にしっかりとした対応を求めたいところではありますが、泣き寝入りをすることになってしまうケースも多々あります。
精神的、身体的に苦しむ前に転職することで、こういったトラブルを引き起こさないための1つの手段と言えます。
ブラック企業の求人情報の例
就職、転職する前にどんな会社かわかる方法はないの?
こう思う方もいっぱいいると思います。
はっきりと「この会社を選ぶのが正解だ」とは言い切れませんが、上記の特徴を参考にして、怪しい会社の求人情報の例を紹介します。
この例を見るだけでも十分な判断材料になるので、順に見て行きましょう。
同じ業種の他社に比べ、高額な「月収」「年収」を記載している
ごく一部の営業成績が良い従業員の給与を記載していることが多く、基本給の低さを隠していると言えます。
また年齢、勤続年数に対してモデル年収が高く記載されている場合は上記に当てはまることがあります。
応募資格の項目に【学歴不問】【未経験者OK】【フリーター歓迎】
職場環境が悪く、定着する従業員が少ないため、常に人員不足に陥っていると考えられます。
採用のハードルが低い募集内容だった場合は要注意です。
よく見る精神論には注意を
「アットホームな雰囲気」「熱意のある方」「働きがいのある職場」など表向きには素晴らしい会社だと主張していますが、それを逆手にとり長時間労働を強いられる事があります。
また、仕事とプライベートの線引きも曖昧になればなるほど社員同士の関係の悪化が原因で、職場に居づらくなってしまうのは言うまでもありません。
常に求人を出している企業はブラック企業の可能性あり
新事業の拡大による大幅な人員の確保のため積極的に募集しているケースもあり、「この求人、前も見たことがある…ブラックだ!!」と決めつけるのはよくないです。
求人情報をよく読み、正しい判断と見極めが重要です。
会社の照明が遅くまでついている
夜遅くまで会社の照明がついてあるという事は、その時間も残業をしている社員がいる証拠です。
繁忙期だけでなく、毎晩のように会社が稼働しているのはブラック企業の傾向です。
就活生などは、就職したいと考えている会社に何度か足を運び、オフィスの明かりをチェックするのもいいかもしれません。
深夜でも明かりがついている頻度が高ければ、ブラック企業の可能性が高いので要注意です。
この項目は求人情報の例ではないですが、確認しておいて損はな情報なので参考程度にしてもらえれば良いかと思います。
まとめ
今回は「その会社大丈夫?ブラック企業の特徴と求人情報の例」について解説しました。
ブラック企業の5つの特徴をざっとおさらいします。
- 長時間労働、休日出勤の強制
- 給与面、残業代の未払い
- パワハラ、セクハラの横行
- 社員の年齢層と離職率
- 自己都合での退職
求人情報の例
- 同じ業種の他社に比べ、高額な「月収」「年収」を記載している。
- 応募資格の項目に【学歴不問】【未経験者OK】【フリーター歓迎】
- よく見る精神論には注意
- 常に求人を出している企業はブラック企業の可能性あり
と簡単ですがこのような感じです。
「どの企業を選べばいいかわからない」「魅力的な求人情報だが本当に信用していいのだろうか?」と悩んでいる方にぜひ参考にしていただければ幸いです。