こんにちは、リバティエンジニアのFUNA(フナ)です。
現役でフリーランスのエンジニアとしてアプリケーション開発やWeb制作、SEOやブログ運営をしています。
この記事はこんな方におすすめ
- ワーケーションについて知りたい
- ワーケーションのメリット・デメリットが知りたい
- ワーケーションが向いている職種が知りたい
今回は、ニュースやSNSでも話題の「ワーケーション」という新しいワークスタイルについてお話しします。
目次
ワーケーションとは?
ワーケーションというのは「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語で、休暇先でテレワークを行うことを言います。
ワーケーションは元々2000年代にアメリカで始まっていました。
2000年代といえば、持ち運びが可能になった「ノートパソコン」や「モバイルブロードバンド」が普及して、オフィスに限らず外でも仕事ができるようになった時代ですね。
ヨーロッパなどに比べて有給休暇の取得率が低いアメリカで、仕事をしながら休暇を取つころのできる制度としてスタートしました。
ワーケーションの導入事例
その具体的な働き方は導入している企業によっても変わってきます。
少しだけ導入事例をご紹介しましょう。
ワーケーションの導入事例
- 週末を含む4日間休暇を取って会社の保養所で過ごし、その内の1日を保養所内のテレワーク専用オフィスで勤務に充てる
- 10日の休暇を取って沖縄に行き、「この日に仕事します」と休暇先でPCにログインしてテレワークすることで勤務日となる
- 数名の社員がグループを組み、地方にあるオフィス兼宿泊所で長期間過ごしながら平日にテレワーク
ワーケーションとテレワークの違いについて
ワーケーションとは、「テレワークの新しい形」として提案されました。
テレワークは主に働く場所によって3種類に分類できます。
- 在宅勤務:自宅でテレワーク
- モバイルワーク:移動中にテレワーク
- サテライトオフィス勤務:勤務先以外のオフィススペースでテレワーク
この中で言うと「ワーケーション」は3つ目のサテライトオフィス勤務に近いものとなります。
テレワークの詳細は下の記事で詳しく書いています。
>> いま大注目のテレワークとは?簡単にわかりやすく解説します
>> テレワーク?リモートワーク?違いをわかりやすく解説します
ワーケーションが向いている職種
例えば、旅先で感じた刺激を仕事に活かすことが可能な「企画職」は、比較的ワーケーションに向いているといえます。
実際に旅先で感じたこと、見たもの・食べたものなどから、様々なアイディアが思いつくでしょう。
また、そのような体験をした後であれば、普段より想像力を膨らませて物事を考えることができるかもしれませんね。
マーケティング関係の人が旅先でユーザーの生の声を聞く機会を得られたり、エンジニアの場合、誰にも邪魔されない空間で集中して開発に取り組めます。
ポイント
職種により向き不向きはありますが、例えどんな職種でもきちんとワークライフバランスを自己管理できる能力は必須!
ワーケーションのメリット
ワーケーションを導入するメリットとしては主に下記があります。
- 普段とは違う場所・環境で働くことでリフレッシュできる
- 非日常的環境が仕事の効率や発想力に良い影響になる
- 長期休暇を取らなくても旅行に行ける
普段とは違う場所・環境で働くことでリフレッシュできる
例えリモートワークに備えて自宅の環境を整えても、毎日同じ環境ではどうしても飽きてしまいます。
そこでワーケーションを利用することで、海や山などの自然が豊かな場所でリフレッシュをすることができます。
非日常的環境が仕事の効率や発想力に良い影響になる
日常とは違う環境で仕事をすることより集中して作業できたり、仕事の効率も上がって仕事に取り組めそうですね。
実際に「自然が近い場所で仕事することで、よりクリエイティブに仕事ができるという研究結果」も報告されています。
さらには旅行先で様々なことを経験し、そこから得たアイディアを仕事に活かせますね。
長期休暇を取らなくても旅行に行ける
長期休暇をとってどこか旅行に行きたい!そう思う方は多いでしょう。
ですが、いざ長期休暇を取ろうとしても大事な会議や打ち合わせで、どうしても休めない日が重なってしまうこともあると思います。
有給休暇を利用しても実際問題、なかなか厳しいところも多いです。
そんな時に「ワーケーション」を利用することで、旅行先でも柔軟にスケジューリングすることができますね。
ワーケーションのデメリット
では反対にワーケーションのデメリットをご紹介します。
- リモートワークに慣れていない人は難しい
- 労働管理や企業が負担する費用の問題
- 情報セキュリティの問題
- 仕事と休暇の境目が曖昧
リモートワークに慣れていない人は難しい
そもそもリモートワークの経験がほとんどなく、パソコン関係にもあまり強くない場合などは難しい場合があります。
旅行先での環境構築(パソコンの接続など)に手間取ってしまい、作業が思うように進まない場合も考えられます。
労働管理や企業が負担する費用の問題
ワーケーションでの労働管理は基本的に自己申告になります。
また、ワーケーション中にもし事故などを起こしてしまった場合に、「労災」の対象になるのかどうかも企業が規程を作る必要があります。
労働の管理や費用については、企業ごとに別途取り決めを作っているところが多いです。
JALの場合
JALでは「パソコンにログインしたら勤務開始」として労働時間の管理を行っている。
情報セキュリティの問題
ワーケーションの導入を検討している企業の多くは、社員がワーケーション先で重要な情報を盗まれてしまうなどのリスクを懸念しています。
休暇先に自社の施設があって、そこで仕事をする場合は良いのですが、そうでない場合がほとんどです。
そのため、セキュリティ対策は万全にしておく必要があります。
仕事と休暇の境目が曖昧
仕事と休暇を完全に切り離して仕事したい人にとっては、寛ぐことができず辛いものとなってしまうかもしれません。
このように万人受けするシステムではないため「まだ導入を見合わせている企業がほとんど」と言うのが現状です。
ワーケーションにおすすめの場所
最後に少しだけワーケーションにおすすめな場所をご紹介します。
ワーケーション初心者の方
ワーケーションは初めてで少し不安な方は、まずは近場で試してみましょう。
近場の温泉街などで「日中は仕事をして休憩時間に温泉でリフレッシュ」「夜は旅館の食事や地元の居酒屋で過ごす」など、近場だとしても十分楽しめますよ !
とにかくリフレッシュしたい方
とにかくリフレッシュしたい!という方には「海沿いのホテル」をお勧めします。
仕事をしていてちょっと疲れたら外に出て海を眺めたり、静かに波の音に耳を傾けてリラックスすることができます。
非日常を味わいたい方
いつもと違う日常を求める方は思い切って「離島」に行ってみましょう。
場所によってはアクセスに時間がかかる離島ですが、ワーケーションのメリットを活かせば行くことができますね。
伊豆大島などの離島でロングステイしながら、ワーケーションすることもできます。
贅沢気分を楽しみたい方
休暇と言ってもリゾート地である必要はありません。
例えば、都内のラグジュアリーなホテルにもワーケーションのプランは存在しています。
いつも頑張っているご褒美に贅沢にホテルステイしてみるのも良いでしょう。
ワーケーションのまとめ
ワーケーションは「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語です。
ポイント
ワーケーション = 休暇先でテレワークをするという新しい働き方
- 普段とは違う場所・環境で働くことでリフレッシュできる
- 非日常的環境が仕事の効率や発想力に良い影響になる
- 長期休暇を取らなくても旅行に行ける
- リモートワークに慣れていない人は難しい
- 労働管理や企業が負担する費用の問題
- 情報セキュリティの問題
- 仕事と休暇の境目が曖昧
まだまだ導入している企業は少ないですが、これからさらに注目されることが間違いない「ワーケーション」について解説しました。
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