こんにちは、リバティエンジニア[?]のFUNAです。 現役エンジニアとしてアプリケーション開発やWeb制作、SEOやブログ運営をしています。
目次
Listとは?
Pythonのデータ型の中でも、複数のデータの型を一つにまとめて扱えるコレクションの一つです。
この"List"はプログラムを組んでいく中でも、使用頻度が高いので使い方を基本からしっかりと理解しておくと良いですよ♪
前回教えてもらった"dictionary"と似ているものですか?
そうですね。複数の要素を保持する。という点では同じなんですが、"list"は値を保持するものなので用途が少し分かれます。
"dictionary"についてはこの記事を参考にしてみて下さい。
https://itthestudy.com/python%E3%81%A7dictionary%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%AA%E3%81%99%EF%BC%81/
"list"(リスト)の作成
この"list"は基本的にカンマ区切りに分けたデータを 角括弧[ ] で括ることで"リスト"になります。
リストの要素は、全てを同じデータ型にする必要なく、異なる型のデータを格納することができます。
"list"の作り方のサンプルコードを見ていきましょう。
# 数値のみを格納したlist
x = [1,2,3,4]
# 数値と文字列を混ぜて格納したlist
y = [1,2,3,"文字列"]
# 多次元配列を格納するlist
z = [[1,2,3],[1,2,3],[1,2,3]]
このように様々な型のデータを格納することができます。
サンプルコード3つ目の「多次元配列」についてはまた次回紹介しますね!
意外と簡単!Pythonの多次元配列
すでにある"list"(リスト)に要素を追加する方法
既に作成した"list"に要素を新しく追加することもできます。
- 要素を"list"(リスト)の末尾に追加する
- 要素を"list"(リスト)の指定した位置に追加する
順番にみていきましょう。
要素を"list"(リスト)の末尾に追加する
"list"で要素を追加するには”append関数”を使います。
使い方を見ていきます。
# listの宣言
x = [1,2,3,4]
# "append関数"で要素を追加
x.append(5)
こうすることで、すでにある"list"の要素の一番後ろに新しい要素を追加することができます。
要素を"list"(リスト)の指定した位置に追加する
"list"で要素の指定した位置に追加するには”insert関数”を使うことで実現できます。
さっそく使い方を見ていきましょう。
x = [1,2,3,4]
# "insert"関数を使って要素を指定した場所に追加
x.insert(0,2)
使い方はこうなります。
この"insert"関数ですが、 () 内の引数に指定するものは
- 第一引数には"index番号"
- 第二引数に"追加する値"
注意する点としては、第一引数の"index番号"ですね。
これは、何要素目に追加するかということなんですが、0から始まる番号なので注意してください。
上記のサンプルコード( x.insert(0,2) )でいうと、0要素目に"2"という値を追加する。となります。
つまり先頭に"2"を追加。ということですね。
基本がわかればシンプルなものなので簡単だと思います。
この基本が曖昧だと実際に使うときにおかしな動作をすることになるので気を付けたいですね!
"list"の要素数は"0"から始まる。
これだけは絶対に覚えておきます!!
作成した"list"(リスト)を削除する方法
最後に作った"list"(リスト)を削除する方法を見ていきましょう。
削除する方法は主に2つあります。
- "list"の指定した要素を削除する。
- "list"のすべての要素を削除する。
順番に見ていきましょう。
"list"の指定した要素を削除する
"list"(リスト)の中で、指定した値を持つ最初の要素を削除する場合には"remove関数"を使います。
もし該当する値がない場合はエラーとなります。
x = [1,2,3,4]
# "remove関数"を使って指定した要素に該当する最初の要素を削除する
x.remove(2)
この"remove関数"ですが、もし指定した値がリスト内に複数あった場合、要素目の早いものが削除されるので注意してください。
x = [1,2,3,4,1]
# 削除しようと指定した値が複数ある場合、該当する最初の要素を削除する
x.remove(1)
このようにした場合は、5要素目の"1"ではなく、0要素目の"1"が削除されます。
"list"のすべての要素を削除する
次はシンプルにリスト内の要素をすべて削除する方法です。
x = [1,2,3,4]
x.clear()
このように"clear"関数を使うことで、リスト内のすべての要素が削除されます。
まとめ
今回はPythonで"list"とはなにか。という基本のことから使い方や注意点についてみていきました。
全体的なまとめをすると、
- "list"は複数のデータ型を格納できるもの
- "list"の要素数は0から始まる
- 要素を削除するときに同じ値が複数ある時は先頭の要素が削除される
このあたりさえ押さえておけば便利に使えると思います。
この”list”はループ処理などでも使用することがあり、処理が簡潔化され、便利になるので是非活用してみてください。
Pythonでのループ処理についても書いている記事があるのでよかったら見ていってください。
https://itthestudy.com/python%E3%81%A7%E7%B9%B0%E3%82%8A%E8%BF%94%E3%81%97%E5%87%A6%E7%90%86%E3%82%92%E5%AE%9F%E8%A3%85%E3%81%99%E3%82%8Bfor%E6%96%87-while%E6%96%87/