Python

Pythonの基本- 使えるデータ型一覧 -

データ型の基本

まずはデータ型についての基本から学習していきましょう。
Pythonでは変数を扱う際のデータがなんの値なのか認識するための「データ型」というものが存在します。

そもそも、データ型ってなんですか?

IT博士
IT博士

データ型とは変数がなんの値なのか、
数値であったり、文字だったり。を指定するものです。

変数宣言のやり方

変数の宣言の時には、必ずその変数がなんの型なのかわかるように初期化する必要があります。
サンプルコードで見ながら一緒に見ていきましょう。

# NG!! [宣言時に変数名だけで宣言する]
value
# OK!! [変数宣言時に型も指定して初期化する]
# この場合は変数に 0 を代入し初期化しているので数値型の変数となる
value = 0

このサンプルコードと同じように、変数名だけで宣言することはできません。
必ずなにか値を代入して、その変数がどんなデータなのかを明示する必要があるのです。

Pythonでは変数自体にデータ型の概念はない。
なので、初期化さえしっかりと値を代入して型指定すれば、
その後どんな型の値を代入しても大丈夫なんです。
サンプルコードを見てみましょう。
# 初期化が正しくされていれば、違う方の数値を代入してもOK!
value = 0
value = "string"
print(value)

このようにいつでも違う型の値を格納することが可能なんです。

各データ型について

次は、Pythonにおけるデータの型について、どんな型があるのか見ていきましょう!

boolean型 ( 真偽値 )

この型は「真と偽」の値を保持します。
真の値は、[ 0 or true ] 偽の値は、[ 1 or false ] となっています。

IT博士
IT博士

この型は、主に条件分岐などの条件の指定などに使います。

number型 ( 数値 )

次は、数値を扱うデータ型を見ていきます。

IT博士
IT博士

これについてはそのままですね。
数値を扱うものに関してはこの「数値型」が使われます。

n進数の扱いについて

IT博士
IT博士

ここで数値型の話が出てきたので、n進数について軽く解説しますね。

Pythonで扱える進数は「2進数、8進数、10進数、16進数」です。

  • 2進数は 0b を先頭に付けます
  • 8進数は 0o を先頭に付けます
  • 16進数は 0x を先頭に付けます
# 2進数は 0b を先頭に付ける
print(0b11)
# 実行結果 [ 3 ]

# 8進数は 0o を先頭に付ける
print(0o11)
# 実行結果 [ 9 ]

# 16進数は 0x を先頭に付ける
print(0x11)
# 実行結果 [ 17 ]

このように、n進数の扱いはこのサンプルコードを参考にしてみてください。

String型 ( 文字列 )

次は文字列を扱うデータ型です。
文字列はシングルクォート[ ' ]、ダブルクォート[ " ]で囲むことができます。

もし、文字列中の改行も含めて文字列として認識してほしいときは、クォートを3つ使いこのように記述します。

# クォートを1つしか使っていないのに改行するとエラーになります。
print (" これは
改行できないので
えらーになります。")

# クォートを3つ使用して改行も含める書き方
print('''このprint文は
このように、
改行も認識します。''')

# シングルクォートだけでなく、ダブルクォートでもOK!
print("""ダブルクォートでも
改行は
認識することができます。""")

Byte型

これは、Byteを扱うデータ型です。
この型はあまり使う機会がないので、深くは説明しません。
また機会があれば特集しようと思います!

https://itthestudy.com/python%E3%81%A7byte%E9%85%8D%E5%88%97%E3%82%92%E6%96%87%E5%AD%97%E5%88%97%E3%81%AB%E5%A4%89%E6%8F%9B%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%82%88%E3%81%86%EF%BC%81-%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AA/

今回は、Byteを扱う型もあるんだ!程度に認識しておいてください。

List型 

次はリスト型(List)型についてみていきます。
この型は複数の要素を保持することができる型です。

list = [1,2,3]
print(list)
# 実行結果 [1, 2, 3]

使い方はこのサンプルコードを参考にしてみてください。

IT博士
IT博士

実はこの型なんですが、中の要素に複数の型の値を指定してもエラーは出ずに正常に動きます。
ですが文法的にも、動作的にも複雑になるので避けたほうがいいと思います。

実際にListに数値型と文字列型を混合した例です。

list = [1,"2",3]
print(list)

このようにしてもエラーはでません。がおすすめはしません。

このListについてもまた機会があればもっと詳しく解説しますね!

https://itthestudy.com/python%E3%81%A7list%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%AA%E3%81%99%EF%BC%81/

まとめ

今回は基本的なデータの型についてご説明しました。
Pythonにはどのようなデータの型があり、どう扱うのかを簡単に入門編として解説しました。
今からPythonを勉強してみたいという方や、データ型ってどんなのがあったかな?と復習するのにも使ってください!

Pythonの基礎が知りたい方はこの記事も参考にしてみてください。

https://itthestudy.com/%E4%BA%BA%E6%B0%97%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0%E8%A8%80%E8%AA%9Epython%E3%81%A8%E3%81%AF/



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