はじめに
こんにちは、リバティエンジニア[?]のFUNAです。 現役エンジニアとしてアプリケーション開発やWeb制作、SEOやブログ運営をしています。
今回は、C#でプログラムを作る方法やプログラムの仕組みを学習していきましょう。
初心者の方でもわかりやすいように、サンプルコード付きで解説しています。
Hello World
まず最初は、一番基礎的であり一番有名なサンプルである”HelloWorld”を紹介します。
内容はいたって簡単で、コンソール画面に「HelloWorld!!」という文字列を表示するだけです。
これは各プログラミング言語を学習する際にまずはこれから!という感じで最初に紹介されるプログラムなんです。
プログラミングの「登竜門」のようなものですね。
では実際に、そのプログラムを入力して、動かしてみましょう。
以下に記載するプログラムをお持ちの開発環境で入力・実行してみてください。
VisualStudioでプロジェクト名を「Sample_001」として、自動生成されるソースコード「Program.cs」を、以下のように変更して実行してみてください。
namespace Sample_001
{
class Program
{
/*
* HelloWorld
*/
static void Main(string[] args)
{
// コンソールに"HelloWorld!!"と表示して終了する
Console.WriteLine("HelloWorld!!");
}
}
}
実行結果: Hello World!!
実行結果を見てもらえればわかるのですが、これを実行するとコンソール画面に"HelloWorld!!"という文字列が表示されます。
このプログラムが、C#に限らず、ほとんどのプログラミング言語の入門書でいちばん最初に記述されているサンプルプログラムである、「Hello World」と呼ばれる、簡単な文字列が画面表示されるだけのものなんです。
プログラムの仕組みについて
では次に、プログラムの仕組みを先ほど記述した「Hello World」を使って紹介します。
大きく分けると
- ネームスペース(名前空間)
- クラス名
- エントリーポイント
- コメント
の4項目の解説をしていきますので、順番に見ていきましょう!
ネームスペース(名前空間)
まず1行目に出てくる、namespaceという記述ですが、ネームスペース(日本語で「名前空間」)と呼ばれ、このプログラムを大きく分類する「入れ物」の名前を決める部分です。
つまり、「Sample_001」という名前がこのプログラムの名前空間(ネームスペース)にあたります。
namespace Sample_001
{
}
このように"namespace"という記述の後にスペースを1つ空け、ネームスペース名(ここではSample_001)を記述します。
クラス名
続いて、3行目を見てください。
Hello Worldでは、classという名前の後に、Programと記述されていますが、これはクラス名と呼ばれるものです。
クラスの詳細については後ほど詳しく説明しますが、今の時点では、C#における、プログラムのまとまった処理の単位であると考えてください。
class Program
{
}
こちらもネームスペースの時と同様で、"class"と記述した後にスペースを1つ空けてクラス名(ここではProgram)を記述しています。
ここで注意してほしいのが、
ということです。
エントリーポイント
8行目の static void Main(string[] args) の部分ですが、ここはエントリーポイントと呼ばれるものです。
C#では、原則的にこの中に処理を書くことで、プログラムが実行されていきます。
処理の中身は、"{" "}" で囲まれています。
この処理の中には、Console.WriteLine()という命令があり、これは、コンソールに文字を出力するものなのです。現時点では、「Main()内に処理を書けば、実行される」とだけ理解してもらえれば十分です。
また、ここでも注意点が一つ
ということです。
コメント
ところで、このプログラムの中に、「 // 」や、「 /* */」という記号があるんですが、これはなんですか?
実行結果には関係ないように見えるんですが、、、
勘が鋭いですね!
その通り。実行結果には影響されないんです。
理由を見ていきましょう。
このプログラムの中に、「 // 」や、「 /* */ 」という記号が出てきます。
その中には、文章が書いてありますが、プログラムの実行結果には何も関係がなく影響しません。
この記号のことを、コメントと言います。
コメントは、プログラムの注釈を付けるためのもので、プログラマーがプログラムの各所に書いて、処理の意味などを記述する時に用いられます。
実行結果には影響を与えませんが、これを付けることでプログラムが非常にわかりやすくなります。
なので、プログラマーは出来るだけこのコメントをつけることが勧められています。
なお、コメントには次のような種類があります。
記述方法 | 名前 | 特徴 | 使用例 |
---|---|---|---|
/* */ | ブロックコメント | /* と */ の間に囲まれた部分がコメントになる。 複数行にわたってコメントをつけることが出来る。 | /* |
// | 行コメント | 一行にコメントをつけることが出来る。 | // コメント |
まとめ
今回はC#の入門として、簡単なプログラムを記述し、プログラムの仕組みを勉強しました。
- ネームスペース(名前空間)
- クラス名
- エントリーポイント
- コメント
この項目は覚えるようにしましょう。
細かいルールなどもあるので、更新次第おしらせしていきますね。
データの扱い方についてC言語でまとめた記事があるので紹介しておきますね。
記事はC言語のものですが、共通する内容なのでぜひ読んでみて下さい!
~はじめてのC言語~ データの扱い